あの時僕はバカでした。
会社を辞めて無職になった。早期退職してセミリタイアした。
という状況を機にブログを始めました。という僕と同じような感じで始めたブログを探したり内容を読んでみたりしてみました。
僕は最初にプロフィール欄に目を通すのだけれど、面倒くさがりだったり、無頓着だったり、テキトーです。みたいな感じでご自身の性格を記載されている方が多いなと感じた。僕も面倒くさがりのテキトー人間なのでそういう言葉に目がいってしまうのかもしれませんが。
んで、じゃぁどんな事を書いてるのかなと見ると、文章だけじゃなくて4コマ漫画が載っていたり、見出しとか目次とかがあってガッツリと文章が作りこまれていたり、ブログの開始日から2年とか3年の時間が経過していたりで(その間も記事はちゃんと更新されている)
あれれ、本当に面倒くさがりな方々なのかな。。と、疑問に思ってしまった。
きっともともと文才があったり、絵心があったりという方が謙遜しているだろうとは思いますが、内容の質の良さに驚いてしまった。読んでるとどんどんと引き込まれていく感じもしたりで、本当にみんなすごいなあと思う。
そんな感じで他の方のブログも見たりしながら、今日は昨日登録した転職サイトで経歴書を作成しました。昨日の時点ではまだ経歴内容は未記入だったのに20通程スカウトメールが来ていました。
いやぁ~僕もまだまだ捨てたもんじゃないのね。
なんて言うおバカな勘違いはさすがにしません。一応こんな僕でも採用業務に関わった事もあるので、あの手のメールがどういうものか知っています。
でも、初めての転職で初めて転職サイト利用した時には、僕はあのスカウトメールの内容をそのままに解釈し、すっかり勘違いをした事がありましたので、そのエピソードを簡単ですがご紹介します。
当時、普段の仕事にも慣れて社内で奨励していた資格試験にも連続で合格して、時々先輩からも仕事の相談を受けるようになっていた僕はいい感じに調子に乗っていました。
”この環境ではやりたい仕事が出来ない。”
”もしかしたら他にいけばもっと給料もらえるかも。”
などと思い始め、転職を決意してしまう。今考えても本当にどうしようもないぐらい調子に乗ったただの若者ならぬバカ者でした。
そんな折、某企業からスカウトメールが届きます。何度かメールの遣り取りをした後、どうも職種が希望のものと相違があると感じたので、僕は辞退の意向を伝えたが、それでも一度応募してくれ。と食い下がられてしまったのです。ただでさえ調子に乗っていた僕はさらに天狗になった気分で、そんなに言うなら応募してあげましょうか。と言わんばかりに応募。結果は・・・
書類選考落ち。
この結果に、そっちから誘ってきたのに落とすとは何て会社だ。とバカな僕は感じていました。ちなみに送った書類の志望動機には
「一度は辞退したのですが、御社●●部の××様からの強い要望により応募しました。」みたいな馬鹿正直な内容を書いていた始末。
その次もスカウトメールをくれた会社に応募、面接に行って面接官に開口一番
「今回志望された動機を教えてください。」
と聞かれ「は?」という感じでポカンとなってしまい、同時に「声をかけてきたのはそっちでしょ。」と思ったのですが、ここでやっとこのスカウトメールなるものの本質に気付き始めたのです。
スカウトメールを使った仕組みは双方向的で良いと思っていますし、中にはきちんと求職者を吟味している企業さんも当然あるでしょう。 ただただ、僕があまりに世間知らずであったというだけのお話です。
吟味の有無に関わらず、今ではこんなおっさんに連絡してくれる事自体ありがたい話です。
こんな僕ですが、恐縮ながら前職では応募者の面接もたまにやっていました。
志望動機を聞いて
「一度はお断りしたのですが、御社の要望で応募しました。」
なんて事を言われたら、やっぱりいかがなものかと考えてしまいますね。そういった意味で考えれば昔の僕を書類選考で落とした企業は正しい判断をしたと思っています。